■ ID | 718 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 家屋解体起源等の木くずチップ中のハロアニソール類 |
■ 著者 | 倉田泰人
埼玉県環境科学国際センター 渡辺洋一 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)廃棄物資源循環学会 |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第20回廃棄物資源循環学会研究発表会講演論文集、183-184 |
■ 抄録・要旨 | 建築木材は、腐食やシロアリへの対策として種々の木材保存剤が使用されてきた。とりわけ、ハロフェノール類は大量に防腐処理剤として使用されてきたが、これらは環境中の微生物の作用により強い悪臭物質であるハロアニソール類に変換される。現在までのところ、廃木材中のハロアニソール類に関する情報は皆無である。廃木材の処理の方向性を検討するため、ハロアニソール類の状況について報告した。
産業廃棄物処理施設で採取した39検体の木くずチップを分析したところ、全ての木くずチップでハロアニソール類が検出された。また、対象とした4種類のハロアニソール類の合計濃度の平均値は、家屋解体系で0.91mg/kg・dry、非家屋解体系で1.33mg/kg・dryであった。木くずチップの資源化で悪臭による影響がある場合、ハロアニソール類の存在が示唆され、焼却処理を基本とした廃棄物処理の必要性があると考えられた。 |
■ キーワード | ハロアニソール類、ハロフェノール類、木くずチップ、生物メチル化、悪臭物質 |
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